2017/01/09
スキル合成
目次
最初は法則が複雑で判りにくいように感じますが、法則はそれほど複雑ではなく、複雑なのは数多くの合成テーブルを可能であれば記憶しておかないといけない部分な気がします。
合成の法則についてはwikiに全て書かれているのですが、ここでは具体例を伴って法則を確認していきたいと思います。
用語について、本記事では以下のようにします
- スキルを追加したいカードを「本カード」とします(公式には追加カード)
- 素材として生け贄になるカードを「素材カード」とします(公式にも素材カード)
- スキル追加は本記事中ではスキル合成と呼ぶ場合もあります
また、本記事はほげたの拙い理解をもとに書かれているため、重大な誤解やミスが含まれているかもしれません。Wikiや他者様の記事なども合わせてご参考にし、記事中にミスを確認された方はぜひほげたまでご一報お願いします。
それでは、記事を始めます。
1.合成テーブルの基本
まずは基本からということで、以下の本カードと素材カードでどのような合成が行われるか確認しましょう。
本カード | 素材カード | |
スキル1 | 槍隊襲撃 | 槍隊挟撃 |
スキル2 | ||
スキル3 |
以上の場合、現れる候補のスキルは必ず下記のようになります。
候補スキル |
槍隊挟撃 |
騎馬隊挟撃 |
弓隊挟撃 |
候補スキルに何が現れるかは必ず決まっています。
ここで、wikiにある武将スキル追加一覧のページを確認してみましょう。
一覧の中で「基本スキル」という列から槍隊挟撃を探します。すると、下記のようになっているのが判ります。
槍隊挟撃のあるカードを素材カードとする場合、必ず第一候補である候補Aには槍隊挟撃、第二候補である候補Bには射場対挟撃、そして最後に弓隊挟撃が現れるのです。
S1とS2については後述するので、ここでは無視します。
これがスキル追加の基本中の基本です。
それでは下記の場合はどうなるでしょうか?
本カード | 素材カード | |
スキル1 | 槍隊襲撃 | 鬼作左 |
スキル2 | ||
スキル3 |
素材カードの鬼作左というのは序・本多重次の初期スキルなので、この素材カードは序・本多重次であることが判ります。この時の候補スキルは下記のようになります。
候補スキル |
槍隊守護 |
弓隊奇襲 |
荒切武者 |
候補の中に鬼作左がありません。
このように、IXAのスキル合成においては素材カードの持っているスキルが、必ずそのまま追加候補に現れるわけでは無いのです。
なので、まずはwikiにある合成テーブルを都度確認することになります。
鬼作左をwikiの合成テーブルのページで確認すると、下記のようであることが判ります。
第一候補が槍隊守護、第二候補が弓隊奇襲、第三候補が荒切武者、です。
このように、鬼作左を誰か別の武将につけたいと思った時に、鬼作左が初期スキルのカードを用意しても、それは素材カードにはならないということが判ります。
ちなみに、合成テーブルのページのどこを確認しても、鬼作左は追加スキルの候補欄にひとつも無いことが判ります。
以上のことから、このスキルは序・本多重次固有のもので、他武将への移植が現状では不可能だということが理解できます。
ここまでを、合成の基本とします。
2.隠れ追加候補 S1 その基本
合成テーブル表を見ると、追加スキルの候補が第一から第三のABCの他に、S1とS2というのがあることが判ります。S2については次項に記すとして、ここではS1を理解していきます。
S1というのは隠れ候補です。
普通に合成しようとすると、三つの候補はABCとなりますが、ある条件を満たすことで、ここにS1が登場することになります。
その条件というのが、スキルを増やしたい本カードに既に候補スキルABCのいずれかがついている場合です。
下記のような例を見てみましょう。
本カード | 素材カード | |
スキル1 | 槍隊進撃 | 槍隊備え |
スキル2 | ||
スキル3 |
まず最初に確認するのは、素材カードの初期スキル槍隊備えの合成テーブルです。
この時スキル候補は下記のようになります。
候補スキル |
槍隊備え |
騎馬隊備え |
槍隊堅守 |
第二候補に槍隊進撃がくるはずなのに来ていません。
そして第三候補にS1の槍隊堅守が現れています。
実は下記のようなことが起こっています。
候補スキル | 備考 |
槍隊備え | 順当に出てくる第一候補 |
槍隊進撃 | 本来の第二候補だが、既にあるため除外 |
騎馬隊備え | これが第二候補へ繰り上げ。確率も上がる |
槍隊堅守 | 隠れていたスキルが第三候補に出てくる |
こうして隠れスキルであるS1が追加候補に現れます。
これがS1を候補に出す基本です。
追加候補にあがるスキルが既に本カードに存在する場合、それは消えて代わりにS1が現れる、ということです。
S1を出す方法は他にもありますが、それは後述します。
まずはこれが基本です。
3.同キャラ合成専用 S2
スキルの合成テーブルには、基本候補のABCと隠れ候補のS1の他に、S2というのがあります。
これは同じカードを合成する時に出てくる物で、それ以外には出せません。
また、S2は第四候補として出現できるので、S1を出現させる時のように下準備も必要ありません。
本カード | 素材カード | |
武将カード | 色部勝長 | 色部勝長 |
スキル1 | 騎馬隊挟撃 | 騎馬隊挟撃 |
スキル2 | ||
スキル3 |
これまでのように、まず騎馬隊挟撃の合成テーブルを確認してみましょう。
これを踏まえて、合成候補を確認してみましょう。
候補スキル | 備考 |
騎馬隊挟撃 | すでに持っているため候補から消える |
弓隊挟撃 | 繰り上げ第一候補 |
槍隊挟撃 | 繰り上げ第二候補 |
騎馬隊守護 | S1が繰り上げで第三候補へ |
騎馬隊剛撃 | 第四候補にS2が現れる |
以上のようになります。
合成テーブル表を確認する時、S2の欄は常に同カード同志の合成でしか出現しないし、同カード同志で合成すれば必ず出てくると覚えておけば良いでしょう。
4.候補を繰り上げ確率を上げる
スキル追加では第一候補が最も成功の確率が高く、第二、第三となるほどに成功率は下がっていきます。傾向として、貴重なスキルほど後の方の候補に出現するので、当然ながら良いものほど成功の確率は低いものになります。
これを何とか上げる方法は無いでしょうか?
あります。
方法も至ってシンプルです。以下の例を見てみましょう。
本カード | 素材カード | |
武将カード | 真田幸村 | 板部岡江雪斎 |
スキル1 | 冥戦焔騎 | 声遣縦横 |
スキル2 | ||
スキル3 |
かつてのエース高級素材、板部岡江雪斎です。
スキルテーブルを確認してみましょう。
どれもとても強いスキルでハズレ無しです。
しかし敢えて言えば、攻撃武将の真田幸村に、最も合成確率の高い第一候補の弓妖陣はそぐわないと言えます。
本来の第二、第三候補の玄狐跳澗と旋風轟撃を、第一や第二候補にしたいところです。
ここで、IXAの合成における重要な法則として、素材カードに追加スキルがあると、合成テーブルの順番が繰り上がる、というものがあります。
具体的には以下のような場合です。
本カード | 素材カード | |
武将カード | 真田幸村 | 板部岡江雪斎 |
スキル1 | 冥戦焔騎 | 声遣縦横 |
スキル2 | 槍隊進撃 | |
スキル3 |
上記のような場合、合成候補は下記のようになります。
候補スキル | 備考 |
玄狐跳澗 | 繰り上がって第一候補に。確率も増 |
旋風轟撃 | 繰り上がって第二候補に。確率も増 |
槍隊襲撃 | なぜこれが第三候補かはここではスルー |
第三候補になぜ槍隊襲撃が出るかは本項では一旦無視し、後の項で解説します。
ここでは、素材カードに初期スキル以外にスキルを追加させると、第一候補が消えて追加候補が繰り上がる、という部分だけ抑えて置いて下さい。
素材カードにスキル3もあった場合、元来の候補1と2の二つが消えて、第三候補だったものが第一候補まで上がってきます。ここで、第三候補にもさらに別のスキルが表示されますが、それは次項で解説します。
繰り返しになりますが、素材カードに追加スキルをつけると、候補が繰り上がる、という法則が本項のポイントです。
さらに念のため確認ですが、もし本当に板部岡江雪斎を素材にスキル追加を試みるなら、このようなことはせずに素直に初期の状態でスキル追加を試みるべきです。
仮に弓妖陣がついたとしても、次に板部岡江雪斎を素材カードとして合成する際には、前項までの法則で繰り上げられる上に、第三候補にはS1が現れるのでそちらの方がお得です。
もしくは次項にさらに効率の良い方法を記すのでご一読を。
本項ではあくまで一例として、上述のように解説しました。
逆にいうと、この板部岡江雪斎のような優秀な素材カードは追加スキルをつけてしまうことで、素材としての価値を損なう場合があるので注意が必要です。
5.2S1や3S1でS1を出そう
本項はタイトルが訳判らないと思いますし、恐らくここが合成の法則で最も理解しづらいでしょう。
しかし逆に、これが合成についての最後のルールとも言えます。
ここを理解すると、合成に関しては全てマスターしたも同然です。
では2S1とは何かというと、それは前項でスルーした部分です。もう一度見てみましょう。
本カード | 素材カード | |
武将カード | 真田幸村 | 板部岡江雪斎 |
スキル1 | 冥戦焔騎 | 声遣縦横 |
スキル2 | 槍隊進撃 | |
スキル3 |
以上のような場合に、下記のようになります。
候補スキル | 備考 |
玄狐跳澗 | 繰り上がって第一候補に。確率も増 |
旋風轟撃 | 繰り上がって第二候補に。確率も増 |
槍隊襲撃 | なぜこれが出るのかが本項の問題点 |
素材カードに追加のスキルをつけると、若い候補が消えて後の候補が繰り上がる、というのが前項のポイントでした。
そして、この例の場合槍隊襲撃が第三候補に現れる。
こいつは一体どこから出てきたのでしょうか。
結論を言うと、この槍隊襲撃は槍隊進撃の合成テーブルでS1に設定されているものです。
素材カードに追加スキルをつけて本来の第一候補(追加スキルが二つなら第二候補まで)を消した場合、後について現れる候補は素材カードに追加したスキルのS1なのです。
決して素材カードそのもののS1が繰り上がってくるわけでは無いので注意してください。
他の例を見てみましょう。
本カード | 素材カード | |
武将カード | 吉乃 | 尼子晴久 |
スキル1 | 弓隊円陣 | 相伴衆 |
スキル2 | 弓隊守備 | |
スキル3 | 弓隊備え |
以上のような時に、素材カードの三つのスキルについて確認していきます。
三つのスキルの合成テーブルはこのようになっています。
素材カードには追加スキルが二つあるので、相伴衆の本来の候補1と候補2の龍哭の酒と剣術 攻乃型が候補から消えて無くなり、本来第三候補だった矢雨備えが第一候補に繰り上がります。そして、第二候補には素材カードのスキル2に入っている弓隊守備のS1である弓隊急襲が、第三候補には同じくスキル3に入っている弓隊備えのS1である弓隊堅守が現れます。
結果、下記のようになります。
候補スキル | 備考 |
矢雨備え | 繰り上がって第一候補に。確率も上がる |
弓隊急襲 | 素材カードのスキル2にある弓隊守備のS1が出現。2S1 |
弓隊堅守 | 素材カードのスキル3にある弓隊備えのS1が出現。3S1 |
このようになるわけです。
今回の例でいうと、矢雨備えは上カードからつけられる弓の防御スキルとしてはなかなか強いものです。この確率をアップさせるために、追加スキルを二ついれて本来第三候補だったものを第一まで繰り上げることができるのはかなり嬉しいことです。
さらにその時スキマを埋めるために現れる第二第三候補にも弓関係のものになっていることで、矢雨備えでないものがついてしまった場合も、あまりハズレ感が無いように調整することができます。
今回の例ですと、弓隊守備のS1は弓隊急襲で、これは攻撃スキルのために同じ弓とはいえチグハグな感じになってしまうので、S1に弓の防御スキルが現れる別のものをつけてあると、なお良いと言えるでしょう。
注意点として、この例ではあくまで本命は矢雨備えになるわけですから、準備段階で弓防スキルがうまくつくまでリトライを繰り返すより、ゴミスキルがついてもいいから矢雨備えを第一候補に持って来ることだけを優先して、数をこなした方が効率的な場合もあります。
準備を完璧にしても、結局矢雨備えがつく確率は銅銭では18%程度ということになるわけですから。
本項のポイントは、素材カードにスキルを追加させた場合に本来の追加候補が繰り上がるが、繰り上がった後ろに現れる候補はその追加スキルのS1である、ということです。
IXAの合成の法則で一番判りづらい部分ですが、ここまで抑えることで合成の全てを理解したと言えます。
6.応用編 候補の繰り上げとS1のあぶり出しを同時に行おう
最終項です。
合成に関する法則自体は既に前項までで説明済みです。
本項では応用編として合わせ技を行うことでスキル合成の理解の総仕上げを行いたいと思います。
第4項で解説した例を再び見てみましょう。
本カード | 素材カード | |
武将カード | 真田幸村 | 板部岡江雪斎 |
スキル1 | 冥戦焔騎 | 声遣縦横 |
スキル2 | ||
スキル3 |
板部岡江雪斎は馬砲攻の優秀な合成テーブルを持っているという話でした。以下に再度確認してみましょう。
IXA Wikiの合成テーブル表で改めて各スキルについて確認して頂きたいですが、どれも優秀なスキルばかりです。
しかし第4項でも説明した通り、玄狐跳澗と旋風轟撃は共に優秀な馬砲の攻撃スキルですが、弓妖陣は防御スキルなのが玉に瑕です。第4項では変なスキルをつけて繰り上げ、第三候補をゴミにしてしまうくらいなら、弓妖陣をつけてから再度トライすることでS1の声遣縦横を出現させてはどうか、という話をしました。
とはいえ、IXAを開始したばかりの初心者であったり、じゃぶじゃぶ課金できる廃プレイヤーでもなければ板部岡江雪斎を何度も何度もスキル合成トライするというのは気の遠くなる話です。
なんとか板部岡江雪斎を1枚で、弓妖陣を消しつつゴミスキルではなく、S1の声遣縦横を第三候補に出現させるなんていう、夢のような話は実現できないだろうか!? と考えても仕方の無いことです。
実はあります。
そして、その方法は既に前項までの法則を理解していると判ることなのです。
が、もったいぶってもしょうが無いので以下に早速手順を紹介していきます。
考え方は下記の通りです。
- 素材カードに追加スキルをつけて第一候補を消す
- やたらな追加スキルではゴミスキルが第三候補に現れてしまう
- しかしそのゴミスキルをすでに本カードが持っていたら!?
- 持っているスキルは候補に現れず、S1が繰り上がって現れる法則がある
- 見事、玄狐跳澗・旋風轟撃・声遣縦横という候補を得ることができる
ということです。
それでは早速、答えを具体的に見ていきましょう。
本カード | 素材カード | |
武将カード | 松永久秀 | 板部岡江雪斎 |
スキル1 | 爆雷平蜘蛛 | 声遣縦横 |
スキル2 | 槍隊襲撃 | 槍隊進撃 |
スキル3 |
この組み合わせでスキル合成を試みようとすると、以下のような候補が出てきます。
候補スキル |
玄狐跳澗 |
旋風轟撃 |
声遣縦横 |
どれもこれも一流の馬砲(槍)の攻撃スキルです。わーい! ばんざーい!
どれがついても嬉しいとはいえ、何もつかない確率が50%くらいなわけですからスキル合成は沼です。
さて、念のためこのメカニズムを確認していきましょう。
候補スキル | 備考 |
弓妖陣 | 素材カードに追加スキルが1つあるので消える |
玄狐跳澗 | 繰り上げで第一候補へ |
旋風轟撃 | 繰り上げで第二候補へ |
槍隊襲撃 | 素材カードの追加スキルS1だが本カードにあるため消える |
声遣縦横 | S1が繰り上げで第三候補へ |
以上のようになっているわけです。
素材カードの追加スキルのS1を本カードにつけておけば良いわけですから、今回は槍隊進撃とそのS1である槍隊襲撃を例にしてましたが、Wikiの合成テーブルを確認すると他にも多くの組み合わせで試みることができるのが判ります。
7.2枚同時合成
2016年06月から、素材カードを2枚セットすることができるようになりました。
同じ素材カードをセットすることも、違う素材カードをセットすることも可能です。
実行には金100が必要になります。
ポイントは下記の通りになります。
- 基本的なルールは1枚合成の時と全く同じ
- 2枚の素材カードのそれぞれで候補にでるはずのものが候補に出る
- 同じスキル候補は成功率が合算される
- 結果、失敗率が下がり場合によっては失敗0%になる
- 素材カードが両方とも天だった場合には、別途スキルが候補にあらわれる
2016/08/29現在この候補は「天征相克」のようです。既に天征相克が候補にある素材の場合、その成功率が上昇し、無い場合は新たに候補として出現します。
基本は以上となります。
S2も合算されますので、少しでも確率を上げたい場合などに用いてみてはいかがでしょうか。
8.最後に
以上が戦国IXAのスキル合成です。
ここまで理解すると、Wikiにある合成テーブル表の見方が判りますし、新しいカードが発表された時にその合成テーブルが気になるようになるんじゃないでしょうか。
本記事は、筆者の理解不足により重大なミスや誤解が含まれているかもしれません。
問題のある箇所を確認された方はぜひコメント欄などで一報を。
筆者の理解も深まるのでよろしくお願い致します。