位階制度について思うこと

もっと上手にやってほしい

突如発表されて実装された位階制度。
今回はこのシステムについて思うところをダラダラと書き綴る、ブログらしい記事を書いてみようと思いました。

では早速。

最初の感想

そりゃあ課金を控えられたくない、というのは判るんですがウェブマニーやビットキャッシュ等の他企業とのコラボは仕方無いにしても、自社内で調整のつくこの手の仕様変更を相変わらず未告知で突如導入するのはやっぱり気持ち良くないですね。
知り合いの中にも昨日課金したばかりなんだけど……という方がいました。
そんなに長期とは言わないけど、例えばこの仕様が二週間持つものなんだとしたら、二週間前の告知とかできはしないものですかねえ、というのがまずありました。

まさか他人から自分がどういう位階にいるか見えたりはしないよね……と少しビビリましたが、さすがにそれは無かったようで安心しました。
よっぽど自己顕示欲が強い人以外は、高くても低くても見られたくないと感じるもののように思います。当たり前といえば当たり前だけど、他者に向けては非表示で良かったです。

さて、実際に導入されてみて何位にどんな特典がつくかも発表されているので果たしてこのシステムはアリなのかナシなのかを考えてみたいと思います。

ゲームバランス的なこと

まずこれが前日にメルマガで発表されてから、実際の仕様を確認できるまでに、そして実装されてからもまだ実情を把握しきる前の段階まででは、やはり一番気になるのはこのシステムは誰向けなのか、ということです。

少なくとも無課金向けで無いことは明らかです。
高額課金者を著しく優遇するシステムなのか？
微課金でもすることで一気に無課金との間に越えられない壁を生むものなのか？

こうしてみると、報奨の内容は割と段階的になっていると思います。
位階の上昇に金や戦功をどれだけ要するのかはまだ判明しきっておりませんが、聞いた範囲で金１万で七位、金１０万で五位ということで、一位はなかなか平均的なプレイヤーには縁の無いものになりそうです。
もしくは、戦功と金が同レートで計算されるなら、戦功上位層にもある程度上の位階が現実的なものになるかもしれません。

個人的な感覚になりますが、やはり位階無しの無課金と隔週で金500ずつでもかける微課金との間には大きな差があるように思います。
建築時間の2分マイナスは特に刷新直後には大きな意味を持つでしょう。
取引手数料の10%軽減もあると無しでは大きな差です。三位までは1ポイントずつしか変化しないことを考えると、0と10は本当に大きいと思います。
毎日銅銭200も通期の180日で36000銅銭になります。刷新時の持ち越し銅銭の足しにもなりますし、あると無いでは大きな差です。

戦国IXAというゲームへの関わり方次第ですが、例えばゲームセンターでゲームをするように、数百円でゲームを楽しめるなら無課金であることに固執はしない、という方には初位でも獲得する意味はあるのではないかと感じます。

逆に、無課金でプレイすることが高い優先順位を有している方にとっては、この手の仕様は今更かもしれません。
今日まで無課金で遊んできたけど、この位階の仕様に萎えたのでやめます、という方はあまりいない気がします。それ以前にやめるような要素が多かったと思いますし。

情報を待たなくてはなりませんが、仮に一位になるのに100万円かかり、位階が刷新毎にリセットされるものだとしたら、この程度の特典はあっても良いんじゃないか、と個人的には思います。

藤堂、砲の三竦み化、加勢上限の導入、その他昨今の仕様変更などと比較して、位階制度が著しくゲームバランスを変化させる恐れがあるとは思えないのが正直なところです。
課金者が課金額に応じて相応のメリットを享受するというのはむしろ妥当なことなので、個人的にはこれはこれで、と思いました。

とはいえ、かなりモヤモヤしたものが胸に去来したのも確かです。
次項ではその辺のことを。

一方で、そのセンスの無さが気になる

この手のゲームに現実には、とか言うことの無意味さやアホらしさはよく判った上で敢えて言いたくなるのですが、そもそも位階って一位から八位です、初位ですドーン終わり、というのは簡略化しすぎでしょう、と思ってしまうわけです。
正・従や上下があるわけで、そういうところが「もえる」わけじゃないですか、戦国ファンとか歴史ファンは。（※個人の感想です）
そういうのをちょっとバッサリやりすぎてるのが何だかなあ、と。

そして何よりも、なんですが……この位階システムを目にした皆さんの多くが思ったんじゃないでしょうか。
「まーたあからさまな集金システムを始めたな……」
と。
少なくともほげたは感じました。

そもそも本来朝廷（天皇）から与えられるべき位階が金額によってかわるっていう、金で買う位階ってそれどうなのよ！！　と、思っちゃうというものです。(*´ρ｀*)

この辺のセンスの無さがとにかく残念なのです。

集金は大事です。
ましてこういう定期的な収益というのは物事を安定して続けていくのに寄与します。
一年に一度１２０万円を売り上げるより、毎月１０万円売り上げる方が企業は安定するので、こういう試み自体を悪いとは思いません。
ただエンタメを提供してるのだったら、夢の部分と現実の部分を上手にぼかして、楽しく嬉しくお金を払いたくなるような演出をして下さい、と思います。

そんなことを思いました。